まずはお礼

どうやら、このサイトも結構訪れてくれている人がいるらしく、ほとんど身内だが、クッシー物語派とエッセイ派でファンがいるらしい(ほとんど女性)
こんなことしていても、 まったく金にはならないが、まあ、それなりに読者がいて楽しんでくれるのはありがたいこってす。

Oさん!年賀状で「インターネット見てます」というのはやめてください。せめて来年からは「ホームページ見てます」くらいにしてください。
Tさん!メールありがとうございます。が、クッシー物語は「腹を抱えて大笑いする」ようなものではないと思います。作者自身がほくそえむことはありますが、声に出して笑ったことはありません。

なお、このサイトに掲載しております創作文章等(え?せい!、こら!む?、ショートストーリィ・・・)に関してのご意見、ご感想、ご質問等はメールでは一切、承りませんのであしからず。

もしどうしてもというのであれば封書にてわからないように「お札」なぞ同封してある場合は文句なしに例外です。
ただし、 もしどこぞで会う機会がございましたら、その時はご遠慮なくどうぞ。拝聴させていただきます。

とはいえ、いろいろな方からメッセージをいただきありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。

2003年初頭

では、本編をどうぞ.....面白くなくても怒らないでねー

 

陰 謀(エピソード02)

前から薄々感じていたことだが、クッシー家には陰謀の嵐が渦巻いているらしい。冬の新潟の鉛色の空にも似たおどろおどろしい陰謀だ。ぼくがこの陰謀(計画)をばらすことにより命を狙われるかもしれない。次回のクッシー物語が出なかったらぼくはクッシー一族によりこの世から抹消されたと・・・これ以上言えない。



物語の前にまずはクッシー家の家族構成やら歴史を話しておいたほうがよさそうだ......。

クッシーはクッシーママと一緒に住んでいる。ぼくを意味もなく毒殺しようとしたあのママだ。クッシーパパは亡くなっているので、今は親子二人暮しだ。クッシー家は代々会社を経営しているので、クッシーパパもクッシーパパのパパもしゃちょーだった。
クッシーにはおとーとがいて、今はそのおとーとがしゃちょーらしい。なぜクッシーがしゃちょーにならなかったのかは、本人が言わないのでわからないが、あまり大きい会社でトップの地位にいるのは好きではないらしい。

とはいえ、クッシーもぼくも一応はしゃちょーという肩書きを持ってはいる。

クッシーのおとーとはクッシーと違い、まともな人で結婚して子供もいて、別宅に住んでいる。会ったことはないのでどんな人物かはわからない。兄弟仲が悪いわけでもなく、クッシー家は円満といったところだと思う。

ではなぜ陰謀が?

クッシー家で一番お金持ちは誰か? それはクッシーママだ。なぜおおきんもち・・・じゃなくおお金持ちなのかはわからないが、クッシーは道楽半分の仕事をしているので、生活能力はあまりあるようにみえない。ので、クッシーママの保護のもとに暮らしているのかもしれない。クッシーママはビールは発泡酒しか買わないそうで、それも箱ごと買ってくるらしい。もちろん自分で飲むためで、クッシーはそれを毎晩、盗み飲みしているらしい。それに飽きるとたまに自腹で「えびす」を買いに行くらしいが、ぼくだったらタダの発泡酒でがまんする。昔、ぼくがクッシー家を訪れた時、クッシーママは梨を出してくれたが、ケチなクッシーママとしては精一杯のもてなしだったに違いない。スーパーで安売りしていたから、という事実はこの際無視しよう。

クッシーはクッシーママのことを「ばばー」と呼ぶ。それはとーこちゃん(注:1)とクッシーとぼくとで怪しい某国大使館(注:2)でお茶を飲んでいるときのことだ。すでにその時、陰謀の臭いがした。

ぼくたちがおちゃを飲んでいた部屋は、某国のえきぞちっくな雰囲気のする部屋で、クッシーは結構気に入ったみたいで、ぼくが・・・
「クッシー家を改造して、いろんな国の部屋をつくろう」といったらクッシーは
「そうだね。ばばーが死んだらそうするか・・・ばばーが生きているうちはだめだ」といったのが始まりだった。

ぼくととーこちゃんは一瞬「え?」と思ったが、少なくともぼくはクッシーのおばあさんがまだ生きていてクッシー家のどこぞの部屋でクッシー家の実権と小金を抱え込んだままひっそりと隠居でもしているのかと思った。きっととーこちゃんもそう思ったに違いない。
そんなことはなく、クッシーのおばあちゃんはとっくに天国に行っていた(う〜ん地獄かもしれない・・・びみょーなところだ)クッシー家の血筋には「天使」と「悪魔」が共存しているからだ。なので、今回はその悪魔の部分が露呈したお話だ。

クッシーのいう「ばばー」とはクッシーママのことだった。

その時の話題はクッシーママの歳はいくつで、びょーきもしないし、まだ当分死にそうもないこと・・・などで終わった。

何日後かにレストランにてまたその話題になった。季節は夏のころだ。

「おとーと夫婦ともそーだんしているんだけど・・・」クッシーはやけにウキウキしている。
「・・・ニーガタの海岸で岩海苔がとれるんですよ」

「ふ〜ん」

「それで、ばばーをけしかけて岩海苔を採りに行かせようかと考えているんです」

「それで?」

「うしろからこう・・・」
クッシーは両手のひらを前へ向けて突き出すような仕草をした。

とーこちゃんがケラケラと笑った。

「足を滑らせて海へ転落ということで・・・」

「でも、クッシーママが岩海苔なんか採りに行くかな?」

「大丈夫です。ごうつくばりだから(注:3)・・・」

どうやらおとーと夫婦もからんでの計画らしい。これを陰謀と言わずしてなんというか・・・。

その後、計画は実行された様子もなく、季節は巡り冬になり、そーほーの会が終わった後、レストランで食事がてらくだらない話をしている時のこと。たいちょーやササやん(注:4)もいて

「そーいえば岩海苔計画はこう寒くなっちゃだめだね」

クッシーはなぜかこういう話題になるといつもにこにこする。

「もうすこし雪が積もれば・・・雪下ろしで事故に見せかける手もあるんですけどね」

これだけいろんな人に聞かれてしまっては陰謀でもなんでもない。気の毒なのはおとーと夫婦だクッシーが計画をあちこちでばらしているのも知らず。また新たなる陰謀を考えているのかもしれない。


おかあさん、年をとってから小金を持っていると、真っ先に身内に狙われるらしいです。お気をつけください!


・・・つづく

注:1 とーこちゃん そーほーの会の代表、女王さまなので私やクッシーなどは単なる下僕にすぎない。
注:2 「キレイ大使館」秘密の隠れ家だったはずが、みんなにばれてしまった。新潟にある大使館と名乗っている喫茶店みたいなものです。実在してますのでお時間のある方はご自分で探していってください。
注:3 ごうつくばり 新潟弁かもしれない・・欲張りなこと、強欲なことを言います。
注:4 たいちょーはエピソード5に登場しています。ササやんは「まさあき」のパパ(ササやん物語参照)どちらもそーほーの会メンバーで「しゃちょー」です。

※この物語は一部フィクションであり、実在の人物、団体名等とは関係ありません…が大部分、本当にあった話です。

-- 祐 筆 --