| 新潟近代美術館(?)で開催中のシャガール展を見に行った。長岡市まで高速代と入場料を払ってさらにテープレコーダーのような解説機器(?)を500円で借りて見た。芸術を鑑賞するだけで金がかかる。
美術館もIT化されたのか、テープレコーダー解説機は、それはそれで便利ではあった。というのも、たいした知識も持ち合わせていない身としては実は最初はそんなものいらないと思い、ただぶらぶらと30分くらい見て回ればそれでいいだろうと考えていたのだが、いざ絵の前に立つと感性でしか見ることができないことに気付いて、受付へ戻ってお姉さんにイヤホンをつけてもらい、説明を聞いて戻るはめになった。それぞれの絵画のところに番号が貼ってあり、機器の番号を押すと解説がイヤホンから流れる仕組みだ。全部の展示物を網羅しているわけではないが、主要な絵画の説明はきれいな声のお姉さんが解説してくれる。
確かに便利である。イヤホンだから本人以外には聞こえないから他人の邪魔にならない。貸出料を取ることが気に入らないのと、充電に10分くらい時間がかかるというので、借りるのに待たされることを除けば・・・
実を申せば私自身の父方、母方にも遠い親戚ではあるが、ちょっとは名の知れたプロの画家がいる。いた。といったほうがいいのか、とうの昔にどちらも亡くなっている。しかし作品は残っているので、一人は美術年鑑なんかに載っているらしくて前に別の親戚から見せてもらったことがある。本物はどこかの美術館に飾ってあるのだろう。今のところ大して興味はない。
シャガールの作品に関してはこれといった感想はない。以前のイメージからさほどかけ離れたものではなく。やはり時代によって変わり行く(?)「愛」だのの表現はうまいとは思うが・・・
昔よく言われたことだが、「カメラマン(写真家)になるにはどんな勉強をしたらいいですか?」という馬鹿な質問に答えとして「いろんな美術作品を見て回って感性をみがくことです。」という馬鹿な回答がありましたが、それはちょっと違うんじゃなかろうか?
それにしても人が多すぎる。誰もいない美術館で気に入った絵の前で一日中飽きずに作品を眺めて、あれやこれや想像をたくましくするのが理想なんだけど、無理だね。
自分の家や部屋ではなく、あくまで木立に囲まれた美術館でなければだめのであって、美術館というのは一種独特の雰囲気を持っているのではないかと思う。
帰りに商魂たくましい三越が経営している売店で150円のシャガールの絵のポストカードを一枚買った。連れに「あなたらしい」といわれた絵はたしか「墓場」というタイトルだったような・・・
私はやっぱりダリのほうが好きだ。 |